ゲーム世界のお約束ごと、その裏側 IFバージョン
🕑 Added 2022-10-16 11:05:59 +0000 UTC
「ボクたちの戦いは、まだまだこれからだ!」
スタッフロールが明けて、姫君と勇者たちによる少しの会話が始まる。
それは戦いの後、姫と勇者たちとの絆を深める大事な会話。5人の少女たちの新たな戦いと決心を綴る物語。
華やかに抱き合う少女たちの姿。それと共にプレイヤーの画面に映し出される「END」の文字。
正真正銘の物語の終わり。それにとうとうプレイヤーも満足し、2週間ぶりに本体の電源が切られる……かと思われた。
だがその時、異変が起きた。彼女たちの喋るべきセリフが終わった後も、彼女らが解放されることはなかったのだ。
心の中で尿意を叫び、悲鳴をあげる少女たち。全員が全員とも「おしっこしたい」で頭の中が埋め尽くされる。
しかしそれをすることは叶わない。プレイヤーが電源をつけている限りは。
だが、なぜプレイヤーはエンディングの後も電源を切らないのだろうか。
その理由は極めて単純なものだった。
『へえ、隠しダンジョンか……なるほどね。明日やってみようか』
そう。プレイヤーの手元にあるスマートホンに表示されている、クリア済みプレイヤーの投稿。
クリアするまで見ないようにしていたそれをクリアと同時に見た時、彼の目に留まったのはクリア後のおまけ要素の情報だった。
それはシナリオクリア後、魔王を倒すだけの力を有するパーティですらもクリアは容易でない高難易度ダンジョンであり、そのクリア後にはトロフィーが貰えるというものだ。
特別やりこみ勢というわけではないプレイヤーだが、せっかくクリアしたのだからと軽い気持ちで彼は隠しダンジョンに挑もうとしていた。
その陰で地獄を見る者たちのことなど、知る由もなく。
少女たちの苦悶と絶望に満ちた延長戦が始まろうとしていた。
______________
プレイヤーが隠しダンジョンに挑むべく、クリア後のデータをそのままロードしてから2日が経過した。
シナリオクリア後に追加されたパーティメンバーの姫を加えた5人の仲間たち。
一度に参加できるのは4人までだが、交代はいつでも可能。勇者と共に戦うべくヒーラーとしての力を身に着けた姫と共に歩む新たなる冒険。
しかしその道のりは決して平坦なものではなかった。
新規に加入した姫のレベルはこれまで過酷な戦いを乗り越えてきた勇者たちと比較して非常に低く、またヒーラーというジョブの影響もあってクリア後キャラでありながら戦闘力はさほどでもなかったのだ。
しかしそれは成長する前の話であり、レベルを上げたなら僧侶でも覚えることのできない最高位回復呪文や強力な強化魔法を習得する、育て甲斐のあるキャラクターだという情報がプレイヤーの耳に届いた。これが地獄の始まりだった。
レベル差がある姫を、隠しダンジョン前に徹底して鍛え上げる。それはゲームのプレイングとして至極真っ当ながら、この場合において求められない行為。
さらに良くないことにこのプレイヤーは妙なこだわりを持っていて、パーティ間での格差を良しとしなかった。
そのため姫を育てる過程で他のキャラが育つことに難色を示していて、その結果姫の育成には長い時間を要することとなったのだ。
なにしろ姫の直接攻撃能力は皆無。さらに防御力も低いためポーションの消費も嵩む。
それなのに他のキャラが参加するとそのキャラにも経験値が入ってしまうため、レベル上げの戦闘で出せるのは姫のみ。非効率極まりない。
だがゲームのプレイングということであれば、それもまた一つの楽しみ方。否定のしようもない。
(お……ねが……します……はやく……おわらせ……て……)
当の本人たちの思いを抜きにすればの話ではあるが、そもそも本人たちの思いをプレイヤーに伝える術はない。
最終的に姫が勇者たちのレベルに追いつくまで2日かかり、それまで飲んだポーションの量もすさまじいものになっていた。
遅れて参加したはずの姫の尿意が、パーティ内でも図抜けたものになってしまうほど。
それは元ヒーラーであった僧侶をも上回る、超絶な3ケタ尿意。
ついでに待ちぼうけを食った勇者たちの尿意もさらに高まり、ぐらぐらと沸き立つおしっこ欲を抱えたまま勇者一行は隠しダンジョンへと進んで行くのだった。
_______________
身を焼くような痛みと共に隠しダンジョンへ脚を踏み入れた勇者一行。
そんな彼女たちを迎えたのは、ラストダンジョン付近で登場した強豪モンスターたち。
隠しダンジョンの入り口は魔王城の最奥、魔王が座していた玉座の裏から入れる転送ゲート。
そこは魔王の生まれ故郷と通じる道であり、魔王が死に際に遺したものだった。
すなわち隠しダンジョンとは魔界そのもののことを指す。
果たして魔王の生まれ故郷である魔界が、簡単に攻略できるものなのか。
そんな勇者の懸念に応えるごとく、そこの攻略は一筋縄でいかないものだった。
まずは魔物の強さ。そこの魔物は地上のそれと比べ物にならないほど強く、一番弱いもので魔王城のそれに比肩しうるほどだった。
次いで立ちはだかるのはボス格の存在。隠しダンジョンに入って初めて明かされた真実として、彼女たちが地上で戦った魔王は魔界の主導権争いで敗れた敗北者だということだった。
現在の魔界を統べる魔界四大神。魔王はその席に並ぶことができず、地上に逃れた者だということ。
彼女たちがこれから戦うのは、そんな猛者四人だということだ。
その四神はそれぞれが自分の属性に合った長大な塔に住んでおり、全員を倒してようやく本当のクリアとなる。
先行きすら見えないほど遠大な冒険。これまでの地上での戦いがほんのチュートリアルに過ぎなかったとさえ思える死闘がこれから始まるのだ。
【第一の塔 炎の魔塔攻略】
勇者たちが始めに向かったのは、燃え盛る炎に包まれた灼熱の塔。
四つの塔はいずれも同格の存在であり、攻略の順番は自分の好みで決めることができる。
今回プレイヤーが一番初めに選んだのがこの炎の塔ということになるが、しかしここの攻略は当然ながら一筋縄ではいかなかった。
まず挙げられるのが敵の強さ。勇者たちがこれまで戦ってきた地上の魔物より手ごわい雑魚敵が無数にいるということは、単純に難易度を上げる一つの要因である。
次いで上げられるのがダンジョンの長さ。高い塔というだけあって進めど進めどゴールは見えず、必然的にポーションの消費が嵩む。
そしてなにより大きな問題となったのが、ゲームシステム上の問題だ。
このゲームでは暑さの概念が存在し、灼熱エリアではこまめに水系アイテムを消費しないと体力が徐々に奪われていく。
そのため事前に大量の水を買いだめてあり、それを大量消費しながら進まなくてはならなかった。
強い敵によってポーションを消耗し、暑さに負けないため大量の水を飲まされ、長いダンジョンをあてどもなく進み続ける。
すでに3ケタクラスの尿意を抱える少女たちにとって、これほどの苦行もない。
だが彼女たちは世界の摂理に従い、欠片もその尿意を表に出すことは許されない。
もういやだ、助けてという心の声を塞がれながら、少女たちは大量の水を飲みながらダンジョンを進んで行った。
最終的にこのプレイヤーがダンジョンをクリアするまでには3日もかかってしまった。
それはひとえにダンジョンの長さがゆえ、一日あたりのプレイ時間がさほど取れないこのプレイヤーであるがゆえに。
仕事後の1~2時間程度の自由時間。その中でゲームに充てられる時間が果たしてどれだけあるだろうか。
せいぜい1時間程度で長大なダンジョンをクリアすることは叶わず、結果として3日もかかることになってしまったのだ。
これによってパーティ全員が悲惨な思いをしたのは言うまでもないが、その中でも特に猛烈な尿意に苛まれる者がいた。
(お願いしますかえしてください国にかえしておねがいしますもうおみずのみたくありませんたすけてくださいたすけておねがいしますおねがいしますおねがい)
台本通り勇者たちについていく道を選ばされた国の姫君。彼女はその使える魔法がゆえに他より遥かに多くのポーションを飲まされていたのだ。
その魔法とは、1ターンの間パーティ全員に一定ダメージを完全防御するバリアを付与するというもの。これはその名前が王家の加護となっている通り、姫専用の魔法である。
その限界を超えたダメージはその分が差し引かれて通ってしまうものの、それでも多くのダメージを軽減することができる強力な魔法である。
もちろんその分消費が大きいため、本来はここぞという時の切り札的な魔法なのだが……
しかしこのプレイヤーは長い時間をかけて丁寧なレベリングと金稼ぎをする代わり、戦術などプレイスキルにおいてはさほどでもない。つまり金にモノを言わせた力づくのプレイをするタイプなのだ。
そんな彼が強力だが燃費が悪い魔法と出会ったなら、大量のポーションにものを言わせて乱発するのは当然のことだった。
結果、姫の飲んだポーションは第一の塔をクリアするだけでも80本近くに及んだ。
これにより彼女の尿意は浴槽に匹敵するレベルとなり、その激痛は淑やかな姫君の心を下品な言葉で埋め尽くすに至った。
「おしっこしたい」。口にできない言葉で頭を埋め尽くされながら、少女たちは次のダンジョンに挑む。
【第二、第三の塔攻略】
二番目、三番目の塔は一番初めに赴いた塔と比べればそれほどの難関ではなかった。
とはいえ敵の強さは変わらないのだが、そうであるゆえ初めの塔でレベルアップした勇者パーティの戦力があれば最初ほどの苦戦はしなかったのだ。
とはいえ第二の塔は氷の塔であり、その地形を用いたギミックによる謎解きはあったのだが……
しかし社会人ゲーマーにとってダンジョンの謎解きのため何時間も詰まることは許されず、手こずった時点で攻略動画を見ることによって難を逃れた。
続く第三の塔は風の塔。ここもまた風に飛ばされるギミックを用いた謎解きメインのダンジョンであり、やはり攻略動画によって難を逃れることができた。
ある程度楽に進むことができたこの二つの塔であるがしかし、尿意の面では楽とは言い難かった。
というのも敵の強さは相変わらずのためポーション消費が嵩むうえ、氷の塔はその寒さが、風の塔は敵のすばやさがネックとなった。
まず氷の塔。寒さが尿意に与える影響は極めてシンプルであり、発汗による水分の消費がほとんどなくなってしまう。
結果として摂取した水分のほとんどが尿となり、彼女たちの水分摂取量はポーションのせいで凄まじいものとなってしまっている。
この氷の塔で溜まった尿意もまた、炎の塔に引けを取るものではないのだ。
そして次に攻略した風の塔も、敵が非常に素早く大体の戦闘で先手を取られてしまう。
姫のとっておきも彼女のターンが回ってこなければ意味はなく、先手を取られて攻撃を食らえば当然回復せざるを得なくなる。
ヒーラーである姫の負担が増すのはもちろん、他のメンバーも回復のためポーションを多く飲むこととなった。
プレイヤー視点ではそれほど時間をかけずに終わった塔であり、1日と数十分程度で二つの塔をクリアできている。
しかしキャラクター視点で見れば、やはり相変わらずの尿意地獄なのだ。
(((((おしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこ)))))
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少女たちの心と身体を埋め尽くす大量の「おしっこ」
彼女たちがそれから解き放たれるまでは、まだ遠い。
_______________
【第四の塔 攻略】
『…………ん?なんだ、これ?』
第四の塔攻略時、プレイヤーはある異変に気が付いた。
RPGには付き物のステータス画面。少女たちの体力、魔力、攻撃力や防御力が示されているその画面に、なぜか空白の欄がいくつもできていたのだ。
それだけではない。彼女たちのスキルや魔法の欄にも同じく、非常に長い空白の行が生まれていた。
勇者
HP 2150/2550
MP 1240/1430
ATK 675
DEF 432
MGAT 458
MGDF 416
AGL 561
スキル
二段斬り 一閃 乱れ斬り 聖剣乱舞
魔法
ファイア アイス フレイム ブリザード ライトニングボルト ホーリーライトニング ヒール キュアー
原因不明のバグに思えるこの状態。それをプレイヤーは電源を長くつけていたせいと解釈し、クリアしたら休ませてやるから、とそのまま続行することにした。
残る塔はあと一つ。終わりが見えてきたゆえの判断ではあるし、実際のところこのバグによる実害はすくなくともプレイヤーには無い。
だが彼は知らない。このバグがどうして発生したかということと、これによってもたらされるものを。
このバグが、高まりすぎたある数値によって世界にヒビが入った結果生まれたものだということを。
しかして第四の塔の攻略は、ともすれば四つの塔の中で一番簡単で、一番腹が立つものだった。
第四の塔は木の塔。その名の通り植物や虫系モンスターが多く生息しており、悩まされることとなったのが毒や麻痺への対処だ。
この塔に出没するモンスターの出す毒霧や麻痺ガスは、姫の魔法によるガードが通じない。
一定ダメージを無効化する姫の魔法も、ダメージがなく状態異常だけをもたらす攻撃には無力だったのだ。
そして一番厄介だったのが、解毒という行為そのもの。解毒とはつまり毒を分解して体外に排出することを指し、基本的にはデトックスの延長にある。
そのため解毒には尿意や発汗がつきまとうが、発汗はともかく排泄は今少女たちがどんなに切なく望んでも叶わないものである。
結果、分解された毒素を含む少女たちの小便はまたここでも溜まり続けることとなるのだ。
さらには毒を使う敵が多すぎてほぼずっと毒状態のうえ、毒によるスリップダメージの治療で消費するポーションも相まって、発汗によってある程度体外に排出できた炎の塔を遥か凌駕する尿意をここで抱え込むこととなった。
特に解毒と回復、また通常攻撃に備えてバリアも結局張らされることとなった姫はやはり途轍もない尿意を抱える羽目になった。
(おかあさま……おとうさま……たすけて……たすけてください……わたくし……もうくるしいのは……いやです……)
(おしっこさせてください……おしっこ……おねがいします……なんでもいたしますから……おしっこ……土下座しろというのならします……裸で踊れというのならそうしますから……なんでもしますからおしっこ……おしっこ……ああぁ、おしっこ……!)
摂理のせいで狂えもせず、悶えることもできず、本来ならとうに身体ごと押しつぶされてもおかしくないレベルの尿意を抱え込まされる。
彼女らが本来なら体内に納めていたはずの小便は、10リットル程度まではコルセットのように抑えつけられて体内に納められていた。
しかしもはやそれだけでは足りなくなり、彼女らの尿意は世界そのものの魔力によって膀胱内に超圧縮されていた。
それは深海の水圧で押しつぶされるようなもので、それと膀胱内のおしっこが膨らもうとする力とがせめぎあう少女たちの膀胱は今、ひとつの特異点と化していた。
押し広げられる力と押しつぶそうとする力とがぶつかり合う壮絶な激痛。それは世界の修正力がなければ一秒たりと耐えること叶わずショック死するほどの代物である。
そんな痛みを死ぬことも気絶することも叶わず受け止め続け、発狂することもできずにいた少女たち。
もうとっくにプライドなどはへし折れ、排泄ができるならあらゆる恥辱を受け止める覚悟をしていても、それでもなおさせてもらえない。
五人の中で頭一つ、恐らく100リットルは他より多い尿意を抱える姫はなおさらにその傾向が強かった。
そんな中で迎えたボスとの戦い。これまでの戦いで順当にレベルを上げてきた彼女たちはそれほど苦戦することなく塔のボスを打倒した。
これでようやく終わる。パーティの誰もがそう思った。
『まさか我らの分身体が守護する塔すべてを踏破する人間が現れようとは……』
『少しは認めてあげましょう、人間。次は我らが本体にてお相手いたしますよ』
『ハハハハハ!!!!いいねェ人間ども!遊んでやるからここまで来いよォ!!』
『………………待っているぞ、人間』
だが、戦いは終わっていなかった。四つの塔をクリアした後に待ち受けるのは、四人の魔界神全員が同時に襲い来る正真正銘最後のバトル。
四つの塔の真ん中に現れた魔宮殿。そこで待ち構える四人を倒して本当の終わりとなるのだ。
その事実は、頭の中を尿意で埋め尽くされた少女たちを絶望させた。
(どうして……なんで……なんでだよ……!!)
(なんでオシッコさせてくれないんだよぉおぉぉぉおぉぉおぉおお…………)
勇敢、勇壮、勇気に満ちた勇者でさえも完全に心折れ、なおも望みが叶わない現実に押しつぶされそうになっていた。
それは世界の修正力がありながらもなお、少女たちを狂わせようとするほどに。それほどに深い絶望が少女たちを襲う。
こんなにも凄まじい尿意と、それに押しつぶされそうな少女たちの絶望。世界の修正力と少女たちの欲望とが今、壮絶にせめぎあっていた。
____________
【最終決戦前 レベリング】
最後の戦いが告げられてから、少女たちのプレイヤーは一週間かけて熱心にレベリングをし続けた。
それはひとえにこれまで戦ってきたボスの戦闘力を知っていて、それが四人同時に襲ってきたならどうなるか知っているからである。
適正レベルかどうかだけを見るならとっくに超えているのだが、プレイヤーはそれほどゲーム慣れしていないうえに妙なところで慎重な性格。念には念を押してレベルアップをさせていた。
この一週間のレベリングと、これまでの塔の攻略、そして魔王打倒まですべて合わせたなら、なんと一か月もの間少女たちは排泄を許されていないのだ。
それがもたらす尿意も、またそれだけの間休みなく激痛に晒され続けたことも、すべてがもう限界だった。
「……………………っこ………………たい…………」
(…………っ!?あれ、今……?)
そして超絶極まるこれら、世界の修正力とせめぎあい抑えられつづけてきた少女たちの尿意と排泄欲。
これらが今、世界そのもののエネルギーと拮抗しようとしていた。
ある意味で裏ボスよりも凶悪な敵。世界そのものを相手にした戦いもまた幕を開けたのだ。
【最終決戦】
『よくぞここまで来たな、人間よ』
魔宮殿へと乗り込んだ勇者たちを迎える四人の魔神たち。
それらと相対する少女たちの様子は、どこかおかしい。
「「「「「………………っこ…………し…………っこ…………」」」」」
口々にぶつぶつとなにかを唱える少女たち。その目はうつろで、明らかに正気のそれではない。
その声はプレイヤーにまでは届いていないものの、それでも彼女たちに異変が起きていることは間違いなく……
そしてその異変はまもなくプレイヤーにも気づかれることとなる。
決戦を前にした、最後のメニュー画面。それは決戦前に装備を整えたり、パーティの編成を決める最後のチャンス。
そこでステータスを開いたプレイヤーは、言葉を失った。そこに映っていたものが、あまりにも奇妙なものだったから。
勇者
勇者
HP 3280/3280
MP 1870/1870
ATK 768
DEF 514
MGAT 527
MGDF 536
AGL 658
オシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコしたいしたいしたいオシッコしたいぜんぶオシッコおねがいしますださせてぜんぶオシッコオシッコオシッコしたいしたいしたいしたいしたいオシッコしたいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
スキル
二段斬り 一閃 乱れ斬り 聖剣乱舞
オシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコ
魔法
ファイア アイス フレイム ブリザード ライトニングボルト ホーリーライトニング ヒール キュアー
オシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコオシッコ
戦士
HP 5660/5660
SP 570/570
ATK 982
DEF 864
MGAT 120
MGDF 109
AGL 326
といれしたいといれたのむぜんぶださせてしっこしたいしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこ
しっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこしっこ
スキル
といれ おしっこ ションベン
魔法使い
うわああああああああああああああああああああぁああぁぁぁあああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ゛あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お゛ぢっご!!!!!!おぢっごおおぉぉおぉぉぉおおおおお!!!!!!わああぁああああああああああああああああああああああああああああああああああんん!!!!!!!!!
僧侶
縺九∩縺輔∪縺翫?縺後>縺励∪縺吶♀繝医う繝ャ縺ォ縺?°縺帙※縺上□縺輔>縺翫@縺」縺薙&縺帙※縺上□縺輔>縺翫?縺後>縺励∪縺吶♀縺励▲縺薙@縺溘>縺翫@縺」縺薙@縺溘>縺ァ縺吶♀縺ュ縺後>縺励∪縺吶♀縺励▲縺薙♀縺励▲縺薙♀縺励▲縺薙♀縺励▲縺
(かみさまおねがいしますおトイレにいかせてくださいおしっこさせてくださいおねがいしますおしっこしたいおしっこしたいですおねがいしますおしっこおしっこおしっこおしっこ)
姫
おしっこ
『な、なんだよ、これ……!?』
少女たちのステータス画面。それは数日前からおかしな空白が現れていたが、それは少女たちの心の叫びが侵食しつつあった兆候だったのだ。
それを世界の修正力によってプレイヤーには見えないようにしたものの、空白として残っていた。それがもはや外面を取り繕うことさえできなくなっていたのだ。
勇者や戦士のようにまだステータス画面の体裁をかろうじて保っているものもあれば、本人の崩壊具合を示すかのように壊れきったものもある。
特に泣きわめくだけの魔法使いと、まともな文字の形を成していない僧侶、そして無数の空白の中にただひとことだけ現れているのが逆に不気味な姫は、もう自我が壊れかけているのだ。
「「「「「………………し…………っこ………………ぉしっ………………しっ…………こ……!」」」」」
ぴしっ……
世界そのものの力を以てしてすら自我が保てなくなりつつある少女たち。それはすなわち、少女たちの尿意が世界の理すら破壊しつつあることを示していた。
断じて口に出すこと叶わなかった尿意が、あと少しで言葉にできそうなほど。
ずっとずっと言いたかった「おしっこしたい」
それを今、満身の想いを込めて。
「「「「「おしっこ、したい……っ!!!!おしっこしたいっっっ!!!!おしっこしたい!!!!!おしっこ!!!!おしっこおしっこおしっこおおおおおぉぉおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」
ぴしぴしっ…………ぱきぃんっ!!!!
世界に入った亀裂。それはこの世界を支える「摂理」が壊れたことの証。
今この瞬間、ゲームは全年齢の殻を脱ぎ捨てる。
プレイヤーが見ている前での、ラストボスを目の前にしての
少女たちの尿意の全開放が、始まる。
じゅっっっっっっっっど!!!!!!!!!!!!!!!
「かひゅっ……!?」
それは、衝撃波すら伴って魔界石の床に叩きつけられた。
床に向かってまっすぐ延びゆく超絶な水圧は、その反動によって少女たちの身体をもふわりと浮き上がらせ、次いで少女たちを床に叩きつけた。
絶妙な力のバランスによって宙に浮いた身体は、少しの乱れによってその向きが変わる。そして今、勢いの発生源たる少女たちの下半身は、焼き尽くされんばかりの快楽で乱れに乱れていた。
「「「「「うアアァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーー!?!?!??!?!?!???!?」」」」」
焦がれに焦がれた、尿道を熱い小便が駆け抜ける感覚。
指の二本くらいなら入りそうなほど押し広げられた尿穴を、それよりはるかに極太の奔流が擦りたて打ち貫く圧倒的な刺激。
押し込められ溜め込まれ続けた猛絶な圧力のオシッコを思うさま放てる解放感。
それらがもたらす無上の絶頂は、少女たちを一瞬でエクスタシーの果ての果てへと追いやった。
絶頂にさらに重ねられる絶頂。天井知らずで高まる快楽に、少女たちは腰をがくんがくんと壊れたばねのように跳ねさせる。
そして突き出された股間。水圧によって一瞬で引き千切られ吹き飛んで、跡形も残らなくなった下着の下にあった排泄孔とそこから噴き出すモノは、その動きによってめちゃくちゃにその照準を振り回していた。
『なっ、なんだこれは!?なんなのだ!!?』
『みっ、水は!!!?水はキライだあああぁぁあ!!!!』
そしてその暴悪な水圧は、彼女たちの目の前にいた魔界の神をも捉えた。
少女たちの1リットルにも満たない容量の膀胱に超圧縮され押し込められた数百リットル。それが数センチの穴から噴き出す圧力は想像を絶するもので……
その前に立つ魔神たちはその水圧の前に引き千切られ、吹き飛ばされて消滅した。
ぶっっっっっっっっっっっっしゅウゥウゥゥゥウゥウウゥウゥゥゥゥウゥゥウゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!
「っっっああーーーーーーーーーー!!!!!?!??!?あーーーーーーーー!!!!??!?!オシッコ、オシッコぉおおおおおおおお、やっとできたぁぁぁぁぁ!!!!!」
「ああぁぁ…………!!といれぇ、だせたぁぁぁ……!!」
「っっっっっくひゅぅぅ…………っ!!!?おひっこぉ……おひっこぉぉ……!!」
「んぃぃぃいぃぃいいいいーーーーー!!!!!かみひゃまっ、かんひゃひましゅうぅぅぅう!!!おひっこ、ありがとうごじゃいましゅうぅうぅううう!!!!」
魔界の神すら消し飛ぶ水圧を放ちながら、思い思いに快感に浸る元祖勇者パーティの四人。
その圧倒的な尿線はついに壁すらも穿ち、魔界の空の彼方にまで飛沫を散らして飛んでいく。
そして一行の中で一番の尿意を誇っていた姫は……
「………………あ゛っっっ…………あ゛ぅ゛っっ……!!!」
ぶばっっっっっっっっっしゅうううぅぅうぅぅぅうぅぅううううぅうぅうううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!じゅどどどどどどどどどじゅばばっばばっばあばばあああああああああーーーーーーー!!!!!!!!
穴を穿つどころではない。乱れ飛ぶ尿線の触れた先にある物すべてを破壊しながら、極限のエクスタシーを失神しながら味わっていた。
それは金剛石すら断ち切る水の刃のように、途方もない破壊力を振りまきながら。
少女たちのおしっこパーティは、溜め込まれた時間を取り戻すように長く長く続くのだった。
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それから少女たちは、半日にも渡っておしっこを出し続けた。
五本の尿線が延びた先に、人が泳げるほど大きな池を作り上げて。
五人合わせて1000リットルを遥か超える途轍もなさすぎる大放尿。それはこのゲームの摂理、レーティングそのものをも破壊し、そして……
【クリア後】
「…………ねえ、ねえプレイヤーさん!?ボクたちなんともなってないよ!!?なのになんでポーションばっかり飲ませるのさぁ!?」
「こ、この変態ヤロウが……!!」
「…………えっち……」
「神に牙向く行いです……!」
勇者たちから口々に非難される一人の男性。
それは誰あろう、彼女たちを指揮するプレイヤーだった。
彼女たちはプレイヤーがいる前でありながらくねくねと腰を揺すり、出口をぎゅっと押さえつけている。
これまでであればできないはずの行動。しかしそれは彼女たちがあの戦いの折、摂理を破壊することによって可能となったのだ。
それは世界でただひとつ。このプレイヤーが持つソフトでだけ可能な特別のバグ。
それによって少女たちはプレイヤーがいる前でも恥ずかしい行動や、はしたない言動をとることができるようになった。
しかし彼女たちも年頃の乙女。人の目がある中でそういうことをしたいかと言えばそれはまったく別の問題であり……
バグの副産物として彼女らはプレイヤーへの意思表示も可能となっていたが、それでもプレイヤーがその声に応えることはない。
なぜなら彼女たちが破壊したのは、世界の摂理だけではないから。
あの一部始終を見ていた人間の感情をも壊していたから。
「……ほ、本当に、しかたのない方です……ね……!」
勇者たちと同じく、もじもじと腰を揺する姫君もまた、プレイヤーを非難する言葉を放つ。
「女性のこのような……ぉ、おしっこ……をするところが見たいだなんて……ほんとうに、しかたのない方です……♡」
だがその内容とは裏腹、表情と声音にはどこか艶やかな響きが含まれていて……
そしてそれは他の皆も同様だった。
あの時の体験。それは世界の摂理と五人の登場人物、そして一人の人間の感情を破壊したのだった。