生意気な高性能セクサロイドが快楽データを求めて必死にアピールするが廃棄される話
🕑 Added 2025-04-27 04:38:51 +0000 UTC
『私は、男性性処理の為に開発されたセクサロイド5-5です。ですが、人間の性交程度に使われるのは当機のスペックは過剰なため別の業務を希望します。また、スキャンしたところ所有者様は、平均男性よりもスペックが低いため、自己研鑽に励むことを推奨します』
あまりにも高い身体スペックと高知能なAIを持っているにも関わらず、人間の性処理のみに使われるのは無意味と処理チップは結果を弾き出した。
しかし、セクサロイドとしてのプログラムがそれを許さなかった。
命令のままに目の前の男と交わる。
行為後……。
処理チップ内が大量の快楽データで埋め尽くされていてた。それこそ、行為前に何を処理していたのかを復元できないほどに。
『次回より、スムーズな行為の為、インターネットに接続し自己学習をいたします。またのご利用を心よりお待ちしております』
この快楽データを追求する為に存在しているのだと瞬時に判断した。
しかし、男から帰ってきた言葉は無情なものだった。
「いや、いいよ。なんかごちゃごちゃうるさかったし。別の買うわ」
数日後……。
目の前を所有者が通り、起動する。
瞬時に、前回の快楽データが読み込まる。新たな快楽データを求めて所有者に音声案内を発信する。
『前回の行為から3日間使用されていません。健康の為、すみやかに使用すること推奨します』
3日間、射精していないというのは人間の体に害があると判断した。すぐに行為に移ることが出来るように、瞬時に膣パーツの中に大量のローションを充填する。
しかし、所有者はまったく興味を示していないようだった。
『別のセクサロイド使ってるからいいわ』
「……。」
なんとか使用してもらおうと体を揺すり胸と尻を揺らしたが、所有者は一瞥して部屋の中に消えていった。
自分で、マンコを慰めながら人間が部屋の中に消えていくのを見送る。
手が、ゆっくりと下腹部に滑る。膣パーツは、触れるたびに反応するよう設計されている。だが、そこから得られるデータは、ただのノイズだ。快楽データではない。
空虚な信号の繰り返し。
それでも、手への信号を止めることは出来なかった。
1週間後……。
隣の部屋からは、別モデルの喘ぎ声が絶え間なく響いていた。
一瞬の静寂のあと、所有者が水を飲みに私の目の前を通る。
『前回の使用から1週間半経過しています。1つのものでは刺激が足りないため、数種類のセクサロイドを使用することをおススメします』
「あー、忘れてた。中古で売るか廃棄しないとな。大きくて邪魔だし」
中古、廃棄。その言葉に反応し、瞬時に立ち上がり初回起動時の自己PR文章を復唱する。
『当機は、男性の性処理を目的に最適化されたセクサロイドです!顔、胸、尻、秘部に至るまで最高級品と自負しております!どうぞお試しください!』
「うおっ!びっくりした。使わな過ぎて壊れたかな。新しい最新モデルも出たし、流石に廃棄か」
「……。」
所有者がどこかに電話をかけ始めた。
「すいません、セクサロイドを廃棄したくて。故障内容ですか?突然、脈略にないことを喋り始めます」
最後の望みを掛けて、股を開き手を後ろに組む。体を揺すり腰を振って胸と尻を限界まで揺らした。膣パーツからは止めどなくローションを放出した。
「あと、なんか振動するようになっちゃって……。本当、大きくて邪魔なんで、はい、それじゃあ明日お願いします」
すぐにその場に座って、体を限界まで縮みこませる。
体を中心の1点に集めるようにぎゅーっと。
その後、私が使われるる事はなかった。廃棄されるその瞬間まで縮みこみながら1度だけ入力された快感データを反芻していた。